1964年1月7日、アメリカ・カリフォルニア州ロングビーチ出身。父オーガストはカリフォルニア州立大学の比較文学の教授、母ジョイは元バレエダンサー兼振付師、フランシス・フォード・コッポラを叔父に、タリア・シャイアを叔母に持つ名門の生まれ。15歳から演技を始め、1981年、テレビ映画『The Best of Times(原題)』でプロの俳優としてデビュー。その後、『初体験/リッチモンド・ハイ』(82)、『ヴァレー・ガール』(83)、『ランブルフィッシュ』(83)、『バーディ』(84)などを経て、カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた『ワイルド・アット・ハート』(90)へ出演、さらに『月の輝く夜に』(87)と『ハネムーン・イン・ベガス』(92)でゴールデングローブ賞へのノミネートを果たし、若手演技派として順調にキャリアを重ねる。
1995年、『リービング・ラスベガス』で米アカデミー賞主演男優賞を受賞。その後、『ザ・ロック』(96)、『コン・エアー』(97)、『フェイス/オフ』(97)などのアクション大作で次々と主演を務め、ハリウッドを代表するスターとなる。スクリーンでの活躍に加え、1996年にインディペンデント映画の製作を目的に「サターン・フィルムズ」を設立、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(00)や『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(03)などの製作を手掛けた。また、2002年には『SONNY ソニー』で監督デビューを果たす。
その他の主な出演作は『コットンクラブ』(84)、『ペギー・スーの結婚』(87)、『バンパイア・キッス』(88)、『あなたに降る夢』(94)、『不機嫌な赤いバラ』(94)、『シティ・オブ・エンジェル』(98)、『救命士』(99)、『天使のくれた時間』(00)、『60セカンズ』(00)、『アダプテーション』(02)、『ナショナル・トレジャー』(04)、『ゴーストライダー』(07)、『バッド・ルーテナント』(09)、『キック・アス』(10)、『スノーデン』(16)、『オレの獲物はビンラディン』(16)、『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(17)、『PIG/ピッグ』(20)、『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(21)など出演作は100本を超える。今後も初の西部劇に挑戦した『Butcher's Crossing(原題)』(22)、ドラキュラ伯爵を演じる『Renfield』(23)、アリ・アスター製作によるA24作品『Dream Scenario(原題)』など話題作への出演が尽きない。